『引用』:「はいからさんが通る」
原作:大和和紀 日本アニメーション
『はいからさんが通る』のストーリーや魅力とリメイクまでの経緯を解説!
はい、今回は不運にめげなかった名作『はいからさんが通る』のお話をざっくりお話しします。みなさんは『はいからさんが通る』って作品を御存知でしたか?テレビアニメを初めて放送された頃は当時の小学校の女の子達にすごい人気があってアニメのはいからさんのプリントされた上靴はいてたり筆箱持ってたりした女の子がいた記憶があります。(懐かしいですね。)
概要
『はいからさんが通る』は大和和紀先生が1975年に発表した漫画を1978年6月〜1979年3月まで朝日放送で放送されたある一組の男女とそれをとりまく人々の恋愛模様を描いたラブコメ作品です。(分類的には少女漫画かな)時代設定は大正時代ですが当時の流行りのギャグを取り混ぜながら大正デモクラシー〜シベリア出兵〜関東大震災の時代までを描いております。当初は「週刊少女フレンド」に1975年〜1977年まで連載されておりました。2017年までの累計調べでは1200万部を突破している作品です。
『引用』:「はいからさんが通る」
原作:大和和紀 講談社コミックスプラス
どんなお話し?
舞台は大正時代。「はいからさん」こと花村紅緒(主人公)17歳→22歳でだまってれば可愛らしい女性だが、これがかなりなじゃじゃ馬。特技は剣道、槍道で軍人で紅緒の婚約者である青年将校の伊集院忍少尉とも互角に戦える腕前を持つほど。さらに食いしん坊な一面もあり、つくね、木村屋のアンパンが大好物でそして結構な酒乱。さらに家事は全くだめ。そんな紅緒は伊集院忍との縁談に反感を持っていたが次第に彼に惹かれていく。がしかし、自身のやらかしたとある騒動で伊集院少尉が左遷されシベリアへ出征させられてしまいます。その後は戦死したと聞かされたが紅緒は自らシベリアへ向って探したり、ようやく逢えたと思えば忍が記憶喪失になってたりと大変な事になりますが、テレビアニメではここまで。原作の帰国後の関東大震災後の大団円までは描かれませんでした。
何故中止?
当時のテレビアニメ放送時間帯にモスクワオリンピックの中継を編成するために打切りを余儀なくされたそうです。打切りが決まった時点で残りが10回だったが3回までブチ切られる状況だったそうです。私も当時観てましたが、え?終わったの?と違和感たっぷりだったのを覚えてます。
38年後の完成。
『引用』:「はいからさんが通る」
原作:大和和紀 講談社コミックスプラス
まぁ、そんな終わらされ方されちゃ作者側は憤りや思うことは色々あった様ですが38年の時を経て、劇場版アニメで『はいからさんが通る』が続きをやってくれました。まぁ、作者大和和紀先生はあんな終わらされ方をしたのでずっと断っていたそうですが、日本アニメーションがいくどとなく劇場版アニメの話を持ちかけて38年の年月を経てようやく2017年(前編)2018年(後編)としてリメイクされ、紅緒と伊集院少尉もようやく結ばれる事ができました。画像もより洗練されましたね。
まとめ
◉『はいからさんが通る』は大正時代の世相を親しみやすくコミカルに描かれた恋愛ストーリー。
◉『はいからさんが通る』は様々な事情により突然の終了に見舞われたが多くの人々の願いにより38年の時を経て復活完成した稀有な名作。
『はいからさんが通る』は突然、ぶち切りされるような終わらされかたを強いられた不運なテレビアニメ作品でしたが、きっと多くのファンや関係者や色んな方々の思いが伝わり、38年の時を経て劇場版アニメとしてリメイクされて完結した稀有な作品でしたね。紅緒も伊集院少尉もおめでとう!でよかったですね。
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