はい、皆さんおはこんばちわ。今回は『機動戦士ガンダム』について小話したいと思います。
シリーズの原点、ファーストガンダムのストーリーやスペックと一年戦争とは何か？をざっくり解説！
このシリーズは派生作品も含めると実に沢山の作品があるのですが、まずは本流であるいわゆる宇宙世紀ガンダムシリーズの原点である『機動戦士ガンダム』、俗に言うファーストガンダムのお話しです。
ガンダムまじまじと観たこと無いって方も意外といらっしゃるかと思いますが、ガンダム観てみようかなってきっかけになってくれれば幸いです。
まずは原点だ！原点！…であります。
んでもって、あらためまして今回は
①概要
②『機動戦士ガンダム』のストーリー
③主な登場人物
④主な登場モビルスーツ機体のスペック
⑤事の発端の一年戦争とは何か？
⑥一年戦争終結後の世界について
⑦本作放送後の社会的影響
などについて物語の中で起こる大きな出来事などを個人的な所見も含めてざっくり解説していきます。
また、ガンダムシリーズを観るのにお勧めな配信サイトと公式グッズ専門サイトも最後の方に紹介します。
概要
TVアニメ ジャンル：SF ロボット
タイトル：『機動戦士ガンダム』
原作 ：矢立肇、富野喜幸
総監督 ：富野喜幸
脚本 ：星山博之、松崎健一、荒木芳久
、山本優、富野喜幸、他
キャラクターデザイン
：安彦良和
メカニックデザイン
：大河原邦男
音楽 ：渡辺岳男、松山祐士
製作 ：名古屋テレビ、
創通エージェンシー、
日本サンライズ
放送局 ：名古屋テレビ
放送期間：1979年4月7日〜1980年1月26日
話数 ：43話
1970年代後半当時に放送していたロボット作品シリーズ『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』に続く日本サンライズのオリジナル作品第3作目にあたる作品です。
富野喜幸氏を監督に据えて、従来のロボット作品と違い対象年齢をより引き上げて作られ、ロバート･A･ハインラインのSF小説『宇宙の戦士』の影響を受けた作品とも言われております。
戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと人型ロボットを「モビルスーツ」と呼ばれる戦闘機的扱いの兵器として導入し物語が展開され、後にリアルロボット物と称されるロボットアニメの先駆けとなりました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
どんなお話し？
人類は増えすぎた人口を宇宙の各区域に建設したスペースコロニー（永続居住型宇宙ステーション）に移住を開始させ、これを持って宇宙世紀と位置づけておりました。
そして宇宙世紀0079年。スペースコロニー郡･サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対し、宣戦布告し独立戦争を仕掛けてきました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
とは言えあまりの戦力差に戦争はすぐに終結すると思われてましたが、ジオン公国軍が開発したレーダーを無力化するミノフスキー粒子や人型兵器モビルスーツのめざましい戦果により、連戦連勝を重ねていきます。
しかし展開範囲が広くなり過ぎた事もあり、やがて戦況は一変し膠着状態になり開戦から8ヶ月が過ぎていきました。
そんなおり、辺境のコロニーサイド7では連邦軍が秘密裏に新型モビルスーツの開発計画「V作戦」を進めておりました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
これを察知したジオン公国軍の赤い彗星シャア･アズナブル少佐はこの計画の情報を入手する為、部下のデニム曹長とスレンダー、新兵のジーンをモビルスーツザクⅡで偵察に向かわせます。
デニム曹長はスレンダーにサイド7の進入口で待機させてジーンとサイド7コロニー内に進入します。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
一方で物語の主人公のアムロ･レイ（15歳）は軍の避難勧告も耳に入らず自宅の部屋で機械いじりに没頭してるオタク少年ぶりでした。
ガールフレンドのフラウ･ボウ（15歳）が心配して呼びにきてようやく服着てシェルターへ向かいます。
ちょうど同じ頃サイド7に連邦軍の新造戦艦ホワイトベース（後の通称木馬）が入港し、その中には技術士官にしてガンダムの開発者でありアムロの父親のテム･レイ大尉も乗艦しておりました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
サイド内を偵察していたデニム曹長と新兵ジーンでしたが、ジーンが搬送中のモビルスーツ（まだ完全体になっていないガンタンクやガンキャノン）を発見してしまいます。
ジーンは功を焦るあまり、デニム曹長の言う事を聞かず勝手にモビルスーツへの攻撃を開始してしまいます。（会社で言えば主任の言う事を聞かない若手社員ってとこか。）
そしてこの辺あたりからが今までのロボット作品と違って戦争ってこんなことになるんだってシーンが続出します。
シェルター内に避難していたアムロ達でしたがあまりの爆発の衝撃が強く、アムロはシェルターを抜け出して父テム･レイの元へ行き、早く民間人をホワイトベースへ避難させるように進言しに行きました。
テム･レイもほのかにヤバいやつで、なんと民間人よりも先にモビルスーツをホワイトベースへ回収させろだとか言っておりました。
実際の戦争になったらこう言う人たぶんいるかもって言うのも狂気のリアリティがありますね。優先順序がきれい事で済まされないのもきっとそう事なのかなと思いました。
そしてホワイトベースへ向かうべく歩き出す民間人の集団の中からアムロを呼びにフラウ･ボウが走って向かってきた刹那、その後方にミサイルの流れ弾が着弾して沢山の犠牲者が出てしまいます。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
フラウは辛くも助かりますが、一瞬で彼女の大切な家族の命、全てが奪われてしまいました。
「母さん…おじいちゃん…」と泣きじゃくるフラウを逃がす為にアムロは心を鬼にしてフラウの頬を引っぱたき、「君は強い女の子じゃないか！」と叱咤して彼女を逃がします。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
そしてアムロは偶然手に入れたガンダムのマニュアルを手に、偶然見つけたガンダムに怒りと悲しみに身を任せて乗り込みます。
後に白い悪魔と謳われジオン軍に恐れられる事となるRX-78-2ガンダムがついに起動した瞬間です。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
アムロは始めは操縦がおぼつかず、バルカン砲を弾切れさせてしまいますが、立ち上がったガンダムはザクを遥かに上回る圧倒的な防御力とパワーで無双します。
至近距離からのザクマシンガンが効かないとか、ザクの顔面鷲掴みして引きちぎってすっ飛ばすとか。ジーンのザクをフルボッコにします。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
そしてジーンのザクは言わんこっちゃなくガンダムのビームサーベルで真っ二つに成敗され、ジーンの敵討ちにと立ち向かってきた上司デニム曹長のザクも返り討ちにして成敗されました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
留守番スレンダーはシャア少佐の乗艦するムサイ級巡洋艦に向けて退却しました。ここでシャア少佐の名言の一つで「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちと言うものを…」をちょうだいします。
そして次の回では名言「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを。」に繋がっていくわけだ。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
これより、赤い彗星シャア･アズナブル少佐（後に大佐）とアムロは幾度となく交戦する事になります。
途中、ジオン公国軍の屈指の武人ランバ・ラル大尉やその内縁の美人妻クラウレ･ハモンさんとの出会いと戦いや沢山の別れ。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
敵同士となってしまったジオン公国軍シャア･アズナブル少佐（本名：キャスバル・レム・ダイクン）とその妹にして連邦軍セイラ･マス（本名：アルティシア･ソム･ダイクン）のストーリー。（シャアも実はある復讐を遂げる為に身分を隠してジオンへ軍人として身を投じているのでした。）
さらには人類が宇宙で生活を送るようになった故に進化したあらたな種として捉えられている新人類ニュータイプの覚醒などなどそれと相まって発展していくモビルスーツやモビルアーマーなどのメカも物語を彩っていきますね。
まぁ、この辺が複雑に様々な人間模様が絡み合って進んでいくのが大まかなファーストガンダムの流れなんであります。
また、この作品の特徴として決して単純に地球連邦軍を善、ジオン公国軍を悪とは描いていないのも特徴と言えます。
第8話のエピソードでガンペリー輸送機で民間人を降ろす作戦で、上空から見ていてある母子親子らを気にかけてたジオン公国軍のドップ戦闘機パイロット2人が救援物資入りのカプセルを投下してあげました。
その直後、アムロのガンダムに撃ち落とされて不時着しました。
何とかパイロットらは無事で例の親子のお母さんから手当てされて雑談してたり、別れ際も「ぼうず、強くなって母さんを守ってやるんだぞ。」と声をかけててふつうにいい人達でした。
実際の世界でも戦争を起こすのは何時の時代でも国のトップの人達が起こしているのであって、一般国民やその辺レベルではまず好き好んでは起こさないからね。
まぁ、双方にもロクでもないのが一定数いるのもリアルに描かれてます。非常時だからと言って留守の家に勝手に入って私物化したり、乱暴したり、金払わないとか。
現実はもっと凄惨なものかも知れませんが、可能な範囲でこうしたところもしっかり描かれているのもこの作品の魅力ですね。
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主な登場人物
「地球連邦軍」
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
1.アムロ･レイ〜
機械いじりが好きなオタク気質の15歳の少年。サイド7に住んでいたがジオン公国軍のザクの襲撃により、幾重の偶然が重なりガンダムに乗り込み戦う事になる。
後にジオン公国軍から白い悪魔として恐れられる事となる地球連邦軍ガンダムのエースパイロットへと成長する。
本来の性格は争いを好まず機械いじりが好きなだけの優しい少年である。
あとはアムロは年上美女がなんか好きみたいですね。ハモンさん→マチルダさん→セイラさんと移っていきます。
出撃時はセイラさんから「アムロ、発進準備よくて？」と言われてから「アムロ、ガンダム行きまーす！」と出撃する掛け声も何気に名言です。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
2.セイラ･マス（アルティシア･ソム･ダイクン）〜
宇宙世紀0062年9月12日生まれの17歳（ファーストガンダム時）でジオニズム提唱者ジオン･ズム･ダイクンを父に、赤い彗星シャア･アズナブル（キャスバル･レム･ダイクン）を兄に持ち、素性を隠しながら医師を志して医学を勉強する医学生だったが、ホワイトベースへ乗艦してからは通信士やパイロットとしても活躍するようになります。
美しい金髪蒼眼の容姿端麗な美人で芯が強く、日和見主義で文句タラタラほざいていたカイ･シデンには、かの有名な「それでも男ですか！💢軟弱者！💢」と平手打ち一閃！を食らわせます。
その他には戦場に出る男達に贈った言葉（特にアムロにかな。）
「あなたなら、できるわ。」
は不動の名言ですね。
階級はTV版では軍曹、劇場版では准尉となってます。（会社なら主任、係長と言ったとこかな。）小説などではアムロを焚き付けるややしたたかな娼婦のように描かれたりしました。
性格は凛としていて、いざという時には胆力があり気は強いですが、子供や弱い立場の人達にもいつも気にかける事のできる優しい女性です。
ファーストでは兄との間の事でいつも苦悩しています。また、小説版やその他作品などではアムロにとっても特別な存在の女性でもあります。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
3.ブライト･ノア〜
地球生まれで地球育ちで19歳のエリート青年将校。配属先の新造戦艦ホワイトベースでサイド7に寄港中にザクⅡの襲撃により、正規軍人を多数失った為に急遽、艦長代理を任される事になりました。
まぁ、この活躍によりファーストガンダム以降は伝説の艦長的な尊敬の対象のキャプテンとなるんですが、それはまだまだ先のお話しです。
まだまだ子供で反抗的なアムロ、不良少年カイ達他の少年少女ら民間人の即席兵士らを束ねて、避難民達を乗せながら指揮を取りシャアに追いかけ回されて心労はいかばかりかと言った感じでしたね。
そんな彼を献身的に支えてくれていたミライ･ヤシマの存在には色々不器用な男ぶりを発揮してましたが、最期はいい方向に行ってくれて良かったです。
アムロとの一悶着のシーンではアムロに対し、鉄拳制裁を食らわします。
その時にでた伝説の名言が
（アムロ）「ぶったね。親父にもぶたれたことないのにぃ〜！！」
です。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
4.カイ･シデン〜
日和見主義な17歳の不良少年。セイラさんに「軟弱者💢！」とぶたれたこともありますが、ミハルと言う幼い妹･弟達を育てながらジオンのスパイをしている女性との絡みで彼女を失ってから、人が変わったように責任感を持ち行動をとるようになる。
ガンキャノンのパイロットとして活躍する。アムロのガンダムの陰に隠れてしまっているが、なかなかのエースパイロットでもあります。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
5.ハヤト･コバヤシ〜
アムロやフラウの同級生で15歳。柔道の有段者で、ガンタンクのパイロットを務める。ファースト以降では後にフラウと結ばれる。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
6.ミライ･ヤシマ〜
元々はサイド7に住む日本系名家ヤシマ家の18歳のお嬢様であったが、ホワイトベースに乗り込んでからは主に操舵手を務めます。
過労から倒れたブライトの代わりにホワイトベースの指揮を取り、色々失敗もするが、黒い三連星の襲撃の際では手持ちのモビルスーツ隊を指揮して撃退する。
元カレ（元婚約者か）カムランに言い寄られるとかスレッガー中尉との恋バナとかあり、一見地味系女子ながら何気に魔性の女ぶりを発揮します。
まぁ、色々ありましたが基本的には庶民的でブライトを献身的に支え続ける女性です。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
7.フラウ･ボウ〜
アムロやハヤトと同じ同級生で幼馴染みの15歳の女の子。元々はアムロの事が気になり好きだったんだけど、物語が進むにつれてアムロもパイロットとして覚醒しつつ、クラウレ･ハモン→マチルダさん→セイラさんと、ことごとく年上女性に気がうつる感じでなかなかそっちのほうでは成就しませんでした。（さすがにフラウVSハモンさん、マチルダさん、セイラさんではフラウ完敗か…。いい娘だけどね。）
その他、ホワイトベースではカツ、レツ、キッカなどの戦争孤児の面倒を見る傍らでセイラが通信士からGファイターのパイロットとなった為に彼女が通信士を務めることになりました。戦後はハヤトと結ばれています。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
8.リュウ･ホセイ〜
連邦軍に志願入隊した18歳のパイロット候補生。主だってはハヤトとのコンビでガンタンクに登場したり、コアファイターに乗ったりする。
ブライトにとってはサイド7ザク襲撃以降の数少ない正規軍人で、他の若いクルー達にとっても頼りになる兄貴分的な存在でした。
ハモンさんらのガルマ様仇討ち&ランバ・ラルさんの仇討ち激闘中の際にアムロのガンダムを救うために…。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
9.マチルダ･アジャン中尉〜
地球連邦軍のミデア補給部隊の隊長で初登場時は少尉。アムロ他の男子若者クルーを瞬殺するほどの容姿端麗な美人士官です。
補給部隊へ志願した理由をアムロに問われ「戦争という破壊の中で唯一物を作っていくことが出来るから」と語っていた優しい女性でもあります。
（アムロ一目惚れやむ無し…）
オデッサ作戦前の黒い三連星の襲撃の際にアムロのガンダムを助ける為にジェットストリームアタックを仕掛けていたドム3機に機銃掃射をかけながら割って入り体当たりを敢行するが…。
オデッサ作戦終了後にはジャブローで婚約者のウッディ･マルデン大尉と結婚式を挙げる予定でした。
ミデア輸送機の残骸を前にアムロはもう立ち直れないくらいギャン泣きでした。他のみんなもギャン泣きでした。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ レビル
10，ヨハン･イブラヒム･レビル将軍〜
レビル将軍は初等教育課程から士官学校までの全過程を首席で卒業した超エリート軍人で連邦軍きっての智将です。
開戦後のルウム戦役ではマゼラン級戦艦で艦隊指揮を執るもののジオン軍の新兵器、モビルスーツザクの前に完敗を喫したあげく捕虜になってしまいました。
しかし、辛うじて南極条約調印前に脱走に成功し、兵達の前では「ジオンに兵無し！」（ORIGINにて）とジオン内部の実情を語る演説をかまし、連邦の敗北を防くことに成功します。
さらに彼はモビルスーツ開発の重要性にも気付き、開発を渋る上層部を説き伏せてモビルスーツ開発に着手させます。これによりV作戦が実行され、ガンタンク、ガンキャノン、ガンダムが誕生し、ジム、ボールの量産に至りました。
その後、戦争早期終結に向けて尽力し、ジオン公国のデギン･ザビとの会見を秘密裏に進めるが…。
レビル将軍さんが生きていればその後に起こってくる数多くの悲劇はなんぼかって言うかかなり防げたのではないかと思うくらいな人格者でもあります。
この他にも連邦軍側には他にカツ、レツ、キッカ、スレッガー･ロウ中尉などおりますが、尺の都合上ハブります。
「ジオン公国」
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
1.シャア･アズナブル（キャスバル・レム・ダイクン）〜
ジオン公国軍のエースパイロット20歳にして少佐。（後に大佐）しかし、その正体はジオン公国の前身であるジオン共和国創始者、ジオン･ズム･ダイクンの息子であります。
そして連邦軍のセイラ・マス（アルティシア･ソム･ダイクン）は実の妹です。
父を病死と見せかけて暗殺したザビ家への復讐の為に素性を隠してジオン公国軍に参加する。
ルウム戦役ではチューンナップされた赤いザクIIを駆り、連邦軍の戦艦5隻を葬り「赤い彗星」の異名をとり、連邦軍から恐れられる。
アムロの乗るガンダムが出現してからは幾度も激しい戦闘を繰り広げることとなると同時にホワイトベースに実の妹のアルティシア（セイラ）が乗艦しているのも知るところとなり、さすがに気に掛けている。
シャアも名言が沢山ありますが、やっぱこれ好きだな。
「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」
シャアとアムロはこれ以降の作品で一次は共闘する事もありますが、映画「逆襲のシャア」で再び戦う事になります。ですが、それはまだまだ先のお話しです。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
2.デギン･ザビ〜
ジオン公国公王でザビ家の当主。連邦軍のリーダーレビル将軍と和平を持ちかけて息子の暴走を止めようと試みるが…。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
© 創通エージェンシー、 日本サンライズ
3.ギレン･ザビ〜
ザビ家の総帥、ジオン公国軍大将。コロニー落しだとかかなり悪いことをやってるが、人民掌握するカリスマ性や戦況を操る指揮官としての手腕は優れたものがある。
父、デギンからは歴史上の独裁者の名を挙げられ揶揄されているヤバいやつです。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
4.ドズル･ザビ〜
ジオン公国軍中将にしてザビ家の三男。気質はザビ家の中にあっては性格は割とまともです。豪快な性格で一見ヤバい奴ですが根はいい人の方だと思うんです。
兄の命令の作戦とは言え、多くの人を〇めた事に耐えれないほど憂いでいて、娘のミネバを守るためだ〜！！とORIGINでは言ってさけんでいて妻や娘（後のミネバ様）を本当に大切にしていたし。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
5.キシリア･ザビ〜
ジオン公国軍少将でザビ家長女。後々は結構な氷の女っぷりを発揮していきます。兄ギレンとは独裁者気質同士で合わなかったのかな。
ガルマを守れなかったとして一時左遷されていたシャアを取り立てて、中佐→大佐としてやったりしたが、キャスバルの怨念は消せなかった。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
6.ガルマ･ザビ〜
ジオン公国軍大佐でザビ家の四男のザ･ボンボン。守られ守られで育てられて当然、偉いポストに就いています。親友と思っていたシャアに計られたりと…。
シャアには後に名言「坊やだからさ。」とテレビごしに言い放たれてます。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー 、日本サンライズ
7.ランバ・ラル大尉〜
ジオン公国軍大尉。新型モビルスーツグフを操り、アムロの乗るガンダムと激闘を繰り広げる。部下と内縁の美人妻クラウレ･ハモンを大切にしていて、戦いぶりもプロの職業軍人で漢の鏡。
かつてまだ幼いキャスバルとアルティシアを匿って育てていたジンバ･ラルの息子でした。なので、戦いのさなかセイラの姿を見つけると「アルティシア様！」と驚いていました。
また、一時ホワイトベースから降りていたアムロとはバーで知り合い、アムロにとってはある意味、軍人として、漢として分野において師の様な存在になったのではないかと思います。
最期の方も「兵士のさだめとはどう言うものかよく見ておくのだな。」と言いはなって散っておられました。まるで、まだまだ青い少年少女達に俺のようにはなるなと言うメッセージのようにも見えました。
会社にもいますかね、仕事できるんだけどあんまし偉くならないタイプ。ORIGINでは中佐だったけど納得のいかない命令には自分自身の武人としての義を通して逆らってましたから、その件で階級下がってたんですね。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
8.クラウレ･ハモン〜
ランバ・ラル大尉の内縁の美人妻でラルを若い頃から支え続けている女性です。ORIGINではクラブのオーナー兼歌手をしていて、キャスバルとアルティシアの母親アストライア･トア･ダイクン（ジオン･ダイクンの側室）の親友でもあります。
アムロにとってはあまりに美しい大人の魅力溢れる女性で、惹かれてしまうのはやむなしでしたな。
フラウ完敗やむ無しですね。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
9.マ・クベ大佐〜
キシリア･ザビ少将配下のジオン公国突撃機動軍大佐。
ジオン軍の地球侵攻作戦では資源採掘地帯オデッサの基地司令となり、資源採掘･輸送･基地防衛を統轄しておりました。
オデッサ防衛を失敗して宇宙にあがってからテキサスコロニー付近の攻防戦において珍しく自らモビルスーツギャンに搭乗してガンダムと戦うものの、もはやアムロの敵ではありませんでした。
性格はザ･卑怯者ですが、考古学や古美術に知見があり、いつもある壺を大事にしておりました。最期も「キシリア様へ…あれはいいものだ…」が遺言に…。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
10.ララァ・スン少尉〜
シャアが見いだしたニュータイプの美少女。本質的には優しい少女だが、新型モビルアーマー エルメスを駆り連邦軍艦隊を相手にビットによるアウトレンジ攻撃で無双します。（物語の後半に登場してきます。）
シャアとは恋人関係みたくなっていくのだが、やがて不本意ながらのアムロとの戦いの果てでシャアをかばい…。
そしてその事でシャアとアムロの二人の中に永遠の十字架となっていく女性。
主なモビルスーツのスペック
「連邦軍」
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ 、創通エージェンシー
1.ガンダム〜
型式：RX-78-2
全高：18.0m
重量：43.4t
装甲：ルナチタニウム合金、
ガンダリウムα
出力：65000ps
推力：24000kg×2、3750kg×2、
総推力55500kg
武装：頭部バルカン砲×2、
ビームサーベル×2
専用ビームライフル、
ハイパーバズーカ、
ビームジャベリン他
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
2.ガンキャノン〜
型式：RX-77-2
全高：18.1m
重量：51.0t
装甲：超硬合金ルナチタニウム
出力：1380kw、75000馬力
最高速：78km/h
推力：22600kg×2、1650kg×4、
総推力51800kg
武装：240㍉キャノン砲
スプレーミサイルランチャー
ビームライフル
60㍉バルカン砲、ハンドグレネード
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
3.ガンタンク〜
型式：RX-75
全高：15.0m
重量：56.0t
装甲：超硬合金ルナチタニウム
出力：878kw、85000馬力
最高速：70km/h （地上）
推力：88000kg
武装：120㍉低反動キャノン砲×2
4連層ポップ･ミサイル×2
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
4.ジム〜
型式：RX-79
全高：18m
重量：41.2t
装甲：チタン系合金、
チタンセラミック複合材
出力：1250kw
最高速：102km/h
推力：24000kg×2、3750kg×2、
総推力55500kg
武装：60㍉バルカン砲、ビームサーベル
ビームスプレーガン、シールド、
ハイパーバズーカ
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
5.ボール〜
型式：RB-79
全高：12.8m
重量：17.2t
装甲：チタン合金
出力：400kw、540ps/15000PS
最高速：マッハ4（マジで？）
武装：低反発キャノン砲
人型でないことからモビルアーマーの分類とされる事が多いですが、連邦軍内ではモビルスーツとされてる様です。
（たぶんアムロ乗ってもシャア乗ってもヤラれます。セイラさんは絶対だめ）
「ジオン公国軍」
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
1.ザクII〜
型式：MS-06（A型、C型、F型）
全高：17.5m
重量：56.2t
装甲：超硬スチール合金
出力：976kw、55000ps
最高速：85km/h
推力：43300kg
武装：ザク･マシンガン、ザク･バズーカ、
ヒートホーク、クラッカー、
脚部3連装ミサイルポッド、他
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
2.シャア少佐専用ザクII〜
（指揮官用ザクII）
型式：MS-06S
全高：18.0m
重量：56.2t
装甲：超硬スチール合金
出力：976kw、 65000ps
最高速：120km/h（地上走行）
推力：56000kg（51600kw）
武装：120㍉ザクマシンガン、
280㍉バズーカ、ヒートホーク他
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
3.グフ〜
型式：YMS-07B/MS-07B
全高：18.7m
重量：58.5t
装甲：超硬スチール合金
出力：1034kw、60000ps
推力：40700kg
最高速：99km/h
武装：ヒートロッド、5連装機関砲、
ヒートサーベル、グフシールド
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©日本サンライズ、創通エージェンシー
4.ドム〜
型式：MS-09、MS-09B、
全高：18.6m
重量：62.6t
装甲：超硬スチール合金、
チタンセラミック合金
出力：1269kw、70000ps
推力：58200kg
最高速：90km/h（巡航時）
110km/h〜180km/h、
240km/h〜380km/h（諸説あり）
※この中ではガンダム大全集（1991）では180km/h説が有力かなと所見ですが思います。宇宙かどうかでもまた違いますかね。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
5.ゲルググ〜
型式：MS-14A
全高：19.2m
本体重量：42.1t
装甲：超硬スチール合金
ジェネレーター出力：1440kw
スラスター推力：61500kg
センサー有効範囲：6300m
武装：ビームライフル、ビームナギナタ、シールド、ジャイアントバズ、ミサイルランチャーなど…。
高い機動性にジオン公国軍初のビーム兵器を搭載したザクⅡ後継の主力量産型モビルスーツでしたが、後期に登場したのと未熟なパイロットしかいなかったので本領発揮することなく終戦。
だが、その基本性能の高さは7年後の世界を描いた続編作『機動戦士Zガンダム』で証明されます。
ネモの部品で補強した機体とはいえ、レコア少尉の操縦で最新のZガンダムや百式と一緒に作戦展開出来るほどの運動能力を持っておりました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
6.モビルアーマー エルメス〜
ララァ・スン少尉専用のモビルアーマーでモビルスーツよりも遥かに速く、パイロットの脳波意思により自在にアウトレンジのビーム攻撃ができるサイコミュビットを搭載したチートメカ。
全高：85.4m
重量：163.7t
武装：ビット（多数）、メガ粒子砲2門
一年戦争とは？
はい、次はガンダムの物語において重要な一年戦争についてざっくり解説します。後に語られる『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』、『機動戦士ガンダムUC』に至るまで大元を辿るとこの一年戦争が後々大きく影響を与えている出来事ですね。
そして宇宙世紀を大きく変えた戦いでもありますね。技術や兵器、生物学的進化、思想、それ以外の観点など多くの変化が起りましたからね。
1.一年戦争とはなんで起こった？〜
一年戦争とは宇宙世紀0079年1月3日にジオン公国が地球連邦軍に宣戦布告した事で開戦し、その後保々1年後の0080年1月1日に終結した戦いの事であります。
またの名を「ジオン独立戦争」とも呼ばれております。
そもそも何故ジオンは独立戦争を仕掛けることになったのか〜
①ジオニズム提唱からのジオン建国〜
宇宙世紀元年以降、地球ではあまりにも増えすぎた人口を宇宙空間に作った「スペースコロニー」と言う永住可能な生活空間に移住させる宇宙移民政策が行われておりました。
イメージとしてはかつて軍艦島と呼ばれた端島を宇宙に作ったみたいな感じかな。
この結果、一年戦争開戦前にいた約110億人の人口のうち、その半数はスペースコロニーで暮らすようになりました。
それからさらに半世紀を過ぎた頃、宇宙に住む人達、通称「スペースノイド」は地球を私物化している富裕層や、地球連邦軍高官に対して強い不満を抱くようになっていきます。
加えて水や空気にも高い税金がかけられたりして、スペースノイド達はもう激おこぷんぷんになっておりました。
そしてそのタイミングで地球から最も離れた場所にあるコロニー群「サイド3」では思想家ジオン･ズム･ダイクンが、「全人類を宇宙に移民させて地球の保全を行う」と言う思想を説きます。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
それは地球の保全に努めるのと同時に過酷な宇宙環境へ進出、適応する事で生物学的にも社会的にもより進化した存在である「ニュータイプ」になれると言った思想、通称「ジオニズム」と言う思想でした。
これが地球連邦政府からの独立気運が高まり、大きな影響を与え、多くの民衆の心を掴みジオン共和国誕生のきっかけとなったのです。
ですが、そんな矢先ジオン･ズム･ダイクンは病に倒れ、（実はザビ家による暗殺）代わって彼の同士であったデギン･ソト･ザビが公王を名乗りサイド3を「ジオン公国」として成立させました。
これにより、ジオンはザビ家主導の国家となっていきます。デギンの息子であるギレン･ザビはジオン公国総帥として度々民衆を扇動し、「自分達ジオン公国の国民こそ選ばれた優良種である！」
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
（国民）「ジークジオン！ジークジオン！ジークジオン！ジークジオン！」
という元々のジオニズムをさらに先鋭化させた思想を説き国民を煽りだしました。
きっとジオン･ダイクンが見たら「俺、こう言うのやりたかったんじゃないんだよなぁ〜」って嘆くような光景ですね。
②地球連邦政府との戦いに備えて軍拡〜
ジオン公国総帥ギレン･ザビは来たるべき地球連邦軍との戦いに備えて軍備を拡張させていきました。
◉電磁波に干渉し、レーダーを無力化させる「ミノフスキー粒子」の開発と実用化
◉最新人型機動兵器で戦闘機に比べて機動性、耐久性が段違いの「モビルスーツ」の開発と実用化
こられらの新技術を実用化し、連邦軍との物量差の克服を目指しました。そして、特にモビルスーツの実用化がジオン軍の大きな切り札となりました。
開戦〜
そして、ついに沢山の犠牲者を出してしまう一年戦争が開戦してしまいます。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
創通エージェンシー、日本サンライズ
宇宙世紀0079年1月3日、ジオン公国は地球連邦政府に対して宣戦布告を行い、月や各サイドに対して先制攻撃を行った事で一年戦争は幕を開けました。
当初ジオンと連邦の物量差はおよそ30倍ほどの開きがあり、誰もが連邦軍が普通に勝つだろうと確信していたのですが、ジオンの用意していた「ミノフスキー粒子」とモビルスーツ「ザク」のお陰でジオン軍はあちこちで連戦連勝、無双します。
さらにギレン･ザビが戦争早期決着を狙った「ブリティッシュ作戦」（コロニーを地球に落とす）を決行し、これによりサイド2のコロニー「アイランド･イフィッシュ」は住人が◯ガス注入による皆◯しにされた上で地球に落とされます。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
創通エージェンシー、日本サンライズ
地球連邦艦隊の必死の抵抗により、軌道はズレたもののオーストラリアのシドニーに落ち、シドニーは地図から消滅し、巨大なクレーターになりオーストラリアは甚大な被害を受けてしまいます。
しかもこのコロニー落しにより地球の自転や気象にも異常が起きだしてしまい、開戦からブリティッシュ作戦までのたった1週間で110億もいた人口が半減してしまった事実に人々は自らの行為に恐怖しました。（TVでは1ヶ月と語られましたが、おそらくルウム戦役も含めておりますね。）
そして、ここまでの戦いを一週間戦争とも呼ばれております。
さらにジオンはサイド5ルウムにまで手を伸ばしていき、これを阻止するため連邦軍は残存勢力を集めてジオン艦隊との決戦に挑みます。（ルウム戦役）
しかし、連邦艦隊旗艦アナンケは撃沈、レビル将軍も捕虜となります。この戦いでジオン公国軍のシャアは戦艦5隻を沈める戦果をあげ、赤い彗星と呼ばれるようになります。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
しかし連邦軍はかなりの痛手を被るも、その後の作戦でロドニー･カニンガン准将が徹底抗戦を続け第二のブリティッシュ作戦は辛くも防ぎました。
しかし、カニンガン准将がこの戦いで戦死したため連邦軍降伏かと思われましたが、ギリギリのタイミングで辛うじてレビル将軍が脱出に成功し、「ジオンに兵無し！」の演説をして連邦軍は敗北を免れます。
そして南極条約締結（核は使わない、コロニー落とさない、毒ガスその他非人道的兵器や攻撃しない。）した後、戦争継続になりました。以降、ジオン軍は地球降下作戦を開始し、次々と占領範囲を拡げたものの補給線が延び切ってしまった為に戦況は膠着状態になりました。
そして9月まで動きが保々無く、9月18日サイド7にて再び動き出します。（ガンダム起動）ここで史上初のモビルスーツ同士の戦闘が始まりガンダムがザク2機を撃破しました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
創通エージェンシー、日本サンライズ
その後、大気圏突入、北米戦線（ガルマ･ザビ戦死）、ククルスドアンの島、ランバ・ラル隊との死闘、オデッサ作戦、ベルファスト、ジャブロー攻防、サイド6近辺の戦い、ソロモン攻防（ドズル･ザビ戦死）、テキサスコロニー戦、ソーラ・レイ（レビル将軍、デギン公王和平交渉できずに戦死）。しだいにジオン公国軍も追い詰められていきます。
終戦へ
ジオン公国軍もそもそもの物量差に加えて連邦軍の量産型モビルスーツジムや大量生産型のボールなどを投入され、ジリジリと追い詰められていきます。
この頃になると連邦軍以上に戦力不足になり、学徒動員兵などの未熟なパイロットも多くなっていきました。
ゲルググやリックドムなど、かなり優秀な新型モビルスーツを擁していましたが、すでに本来の性能が発揮できない様な状況になっておりました。
そして、ア・バオア・クー戦（星一号作戦）はじまるもザビ家内乱（ギレンVSキシリア）が始まり、ギレンはキシリアにソーラ・レイでデギン公王をレビル将軍諸共葬った事がばれて粛清。
キシリアはシャアにどさくさに紛れて仇討ちされる。指揮系統の狂ったジオン軍は総崩れになり、敗北。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
そして一方でジオン公国の首相、ダルシア・バハロは生前のデギン公王から密命を受けていて地球連邦政府との和平交渉成立に成功し、一年戦争終結。
月面都市グラナダで正式な休戦条約が結ばれ、ジオン公国もジオン共和国に名を変えます。
こうして宇宙世紀0080年1月1日15時00分、沢山の犠牲を生んだ一年戦争は終わりを告げました。
一年戦争終結後の世界〜
一年戦争終結後の世界はですね、はっきり言って次の次世代一悶着が起こるまでのしばしの休息でした。
地球はコロニー落しの影響や激しい戦闘跡で荒れ果てた上に異常気象しまくりだし、ボロボロ。
宇宙各地区のサイドは流れ弾やらなんやらでボロボロで復興までは時間がかなりかかる状況。
さらにレビル将軍はじめ、ティアンム中将やワッケイン少佐など有能な指導者や人材が死亡したせいで生き残ったのがろくでもない将校や人材ばっかしで好き放題にしてました。
んでもって行政や治安も悪化する一方でロクなもんではなくなってます。
おまけにスペースノイドには弾圧や搾取をするやからが幅を利かせる有様。
さらには休戦を認められない一部の旧ジオン公国軍残党が各地で反連邦活動とかやり出すし、デラーズ・フリートやアクシズが出てきます。
これがさらに酷くなり、アースノイドとスペースノイドとの争いが絶えず、連邦内部でもティターンズとエユーゴの争いとなりグリプス戦役にまで発展しますね。
『機動戦士ガンダム』の放送後の影響〜
『機動戦士ガンダム』は1979年に放送され今に至るまで約40年間以上も世界で愛されている作品です。
放送自体は1回目の放送では5％前後を推移していて、これまでのロボットアニメとはデザインや設定、子供には難しいストーリーなどと相まって早めの43話での終了決定となりました。
そこに至ってしまったガンダムでしたが、実はコアなファン層も獲得していている事実もあり、少しずつその兆候も見え始めておりました。
シャアがガルマを戦死させて左遷されてたあたりから、シャアをもう一回出してほしいとファンレターが殺到したりしてたそうです。（この辺から徐々にファン層の違いが現れだします。）
また一方で玩具の方も苦戦をしていたのですが、途中からGファイターなども出してテコ入れして、玩具的には売上向上に繋がりました。
ただ、リアルを追求する製作陣からはこんなもんリアルの戦争じゃで出てこねぇしとか落胆の声も上がったりしてたそうです。（当時は打ち切りを回避する為に合体とかしたりGファイターなどGメカ系はミリタリーの世界観が損なわれるが受け入れるしかなかったらしい。）
Gファイターはファンが放送延長してもらうのに売上貢献に頑張ったのかまぁまぁ売れたそうです。（機能をTV設定に合わせたのも良かったそうです。）
あとは視聴率については、放送時間帯17時30分と実際のファン層の見る時間帯が合わなかった（子供より大人が多かったから）とか、今までの作品みたく1話完結でなく見逃すとわからんくなる。などが終始苦戦の要因となったと言われておりました。
しかし、この作品は放送終了直後から前代未聞な運びとなっていきます。
アニメ雑誌OUTやAnimecなどで特集を組まれると小学（高学年）･中･高生を中心にファンレターが増え始め、その熱量が伝わり始めます。
そして再放送が決定され、1980年3月5日に再放送されました。（放送終了からわずか39日後に再放送）さらに、放送終了から半年が経過した1980年7月にバンダイからプラモデルが発売されて空前の大ヒットとなります。
放送が終了してからスポンサーが付くのは前代未聞でましてや新商品の発売など通常あり得ないことでした。
これはガンダムのプラモデルを商品化して欲しいと沢山のファンの熱い声がバンダイ社に殺到した為でした。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
バンダイ ガンダムプラモデル
『引用』：「機動戦士ガンダム」 バンダイ
当時のガンプラは300円とか大きいので800円とかだったかな。その後も続々とまるで新型モビルスーツが登場するみたいに発売されました。
ガンプラブームの到来であります。もう、タイミング的にもガンダム映画3部作発表などと相まって凄かったです。
『引用』：「劇場版 機動戦士ガンダムII哀･戦士」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
私なんかも当時は予約して買ってましたね。シャア専用ザクやゲルググ、ドムとかズゴックとか買ってたなぁ〜。ハイコンプリートモデルとかも今でも根強い人気がありますね。
ガンダム･ガンプラブームは社会現象にもなり、ファンクラブも沢山できて、ガンプラ発売日に合わせて、学校休んでガンプラ買いに行ったりする子もいました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ、バンダイ
中でも過激だったのが千葉県松戸市のデパートでは登りエスカレーターで小･中学生が約250人殺到し、将棋倒しになる事故も発生しました。
さらには映画にちなんだ新宿アルタ前の集まりで2.22アニメ新世紀宣言大会ではガンダムの登場キャラクターに扮した多くのファンが殺到し、コスプレの先駆けとなりました。
『引用』：「機動戦士ガンダム」
©創通エージェンシー、日本サンライズ
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まとめ
◉『機動戦士ガンダム』は従来のロボットアニメとは違う立ち位置の作品で、単純な正義、悪ではなく戦争の悲惨さやリアリティを表現した人間ドラマ。
◉『機動戦士ガンダム』ファーストは後の宇宙世紀ガンダムシリーズの原点となる作品。
◉本作は技術面もまたリアリティがあり、近いうちかいつかはこんなメカニズムが出来るかもと思わせるリアルな未来感が魅力な作品。
◉歴史背景や政治、思想、未来予想、生物学など大変緻密に考えられた作品。
◉『機動戦士ガンダム』は放送終了後から人気に火が付き空前のガンダムブームを到来させた稀有な作品。
◉『機動戦士ガンダム』はその後の後継作品や派生作品を含め40年以上も長く愛される礎となった名作です。
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