『となりの妖怪さん』のストーリーや特徴、物語の舞台を紹介!
『引用』https://tonari-no-yokai-san.com/
はい、今回は『となりの妖怪さん』のお話しです。この作品はnohoによる日本の漫画作品です。2017年8月21日よりX(旧Twitter)にて連載され、ウェブコミック配信サイト『マトグロッソ』(イースト・プレス)にて2022年1月6日まで連載されておりました。
『引用』「となりの妖怪さん」作者:noho
概要
「漫画」
ジャンル:日常、伝奇、SF
作者 :noho
出版社:イースト・プレス
掲載サイト:マトグロッソ
「アニメ」
原作 :noho
監督 :山内愛弥
シリーズ構成:金春智子
キャラクターデザイン:阿部慈光
音楽 :ats-
清水武仁
渡辺徹
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作 :ABCアニメーション
放送局:朝日放送テレビ・テレビ朝日系他
放送期間:2024年4月7日〜
原作者のnoho先生は「妖怪」にこだわっていたというよりは人外(人間とは別の存在)と人間との関わりを表現して描きたいと考えており、扱いも人間とは違う種族の様な位置づけで妖怪達を描いております。まぁ、外人さん的な感覚なのでしょう。
『引用』https://animageplus.jp/articles/detail/57591
「となりの妖怪さん」作者:noho
アニメージュプラス
どんなお話し?
舞台は妖怪と人間が神様と共に住む小さな町、緑ヶ森。
そこに暮らすある家の飼い猫のぶちおは20歳の長寿猫で突然の進化を遂げ妖怪猫又になったところから物語は始まります。
ぶちおは何故じぶんが妖怪猫又になってしまったのかを探し悩みながらも諸先輩の妖怪達のアドバイスを受けながら少しずつ社会に適応していきます。
ぶちおは見てくれは尻尾が2つに分かれていて一応妖怪にはなってますが、この段階ではどんな能力を自分は授かっているのかさっぱりわからず、取りあえず先輩妖怪の女性である化け狐の立花百合の元で変化の術を習いに行ったり妖怪としての第一歩を前向きに踏み出しました。
そんなぶちおの飼い主のたくみの友達が本作の主人公である人間の杉本睦実(むーちゃん)という少女なんですが彼女が言うにはこの国ではその昔、八百万の神様が人々とともに暮らしており、やがてそこに不可思議な姿と力を持った妖し(あやし)が生まれたそうです。
それは神様から命を授かった者、人の心や言霊から生まれた者が出てきてやがて妖し達は人々と共に生きる様になり、多くの神様達が天にお帰りになった後も彼らは人々の側に居続けました。そして今もこの緑ヶ森に人々と共に住み続けているそうです。
むーちゃんには父親がおりましたがある日を堺に失踪していなくなり、むーちゃんは探し続けておりましたが見つからず、またお盆を迎える事となりました。
おじいちゃんは帰ってきましたが、お父さんは来なかったのでまだ亡くなっている訳ではないのかなと思いますがやはり、むーちゃんは心配ですよね。
そんなむーちゃんをカラス天狗のジローが色々支えていくんですね。そしてむーちゃんの父親はどうやら虚無に因われてしまっているようでした。
また、そのカラス天狗のジローはかなりの長生きをしているのでそこの土地に住んでいる人達の先祖代々からの付き合いをしてきていて彼らをずっと支え続けている存在です。
そんな彼ら達の温かい人間模様が本作の魅力ですね。妖怪と言っても恐れの対象とは描かれていないのも珍しい所ですね。
『引用』「となりの妖怪さん」作者:noho
本作の特徴
1.独特な世界観
〜本作の魅力でまず挙げられるのはその独特な世界観ですね。これまでの妖怪系でいくと代表的な名作のゲゲゲの鬼太郎のような超能力全開な妖怪像ではなく、ここでの妖怪の扱いは人種のような扱いなんです。
例えば小学校でも先生からして妖怪ですがろくろ首やカッパやら色々いますが、ここでの妖怪はある種の個性として描かれて人間と共存しております。彼らはなんら違和感なく一緒に運動会を励んだりしておりました。
なんなら妖怪も運転免許を取ったりする。
2.主人公が複数描かれている
〜本作は登場キャラクターがそれぞれある程度スポットがあてがわれてるので基本主人公は人間のむーちゃんなんですが、妖怪の方の主人公は猫又のぶちおと言ってもよいかと思います。
また、話によっては他のキャラクターにもスポットがあたり各自違う視点で物語を見ることができるのも魅力です。運動会のシーンではカッパの娘にスポットが当たって描かれているので主人公が誰かわからなくなります。
3.全般的に優しい感じで描かれているので妖怪なんだけど人間が食べられたりとかそんな酷いことにはならず、虚無と言うシリアスなネガティブ成分も少しありますが、ほのぼの路線が基本となっております。
背景には神や人の言霊で生まれた妖しが古来より神に変わって人を守る存在として描かれており、妖怪達が人々の生活の一部になっているのも優しい味付けのストーリーに仕上がってるのも魅力です。
4.舞台が実在する土地がモデル
〜この物語の田舎町が実は実在する静岡県西部遠州地域がモデルになっていて大変美しい古き良き日本の田舎町として描かれているのも魅力です。
まとめ
◉『となりの妖怪さん』は人間と妖怪がお互いに違和感なく共存している独特な世界観の作品。
◉この作品はキャラクター別でそれぞれ中心に描かれているので複数の主人公の目線で物語を構成されているのも魅力です。
◉本作は実際に存在する自然豊かな美しい街を舞台にされているほのぼのした作品です。
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